課題研究について

第24回日本教育メディア学会年次大会 課題研究の申し込み方法

課題研究への論文投稿は、下のテーマ一覧をご覧になり、発表したい課題研究を選び、6月19日までに「プロポーザル(要旨)」を提出ください。その後、課題研究での発表可否についてご連絡いたしますので、本文を執筆し、原稿提出締め切り日までにご提出ください。
各課題研究の発表時間の都合などで、一般研究での発表をお願いすることがございますので予めご了承ください。

◆プロポーザルの申し込み期間:2017年5月22日(月)~6月19日(月)

◆プロポーザル提出先:taikai2017★jaems.jp(★を@に変えて送信してください)
 ・メールタイトルには、選択したテーマ「課題研究1~4」に続けて「プロポーザル」と記入してください。
 ・本文に所属・役職・氏名を必ずご記入ください。
 ・400字以内のプロポーザル(要旨)をメール本文または、添付ファイルとして添えてください。
 ・課題研究テーマごとに最大5件を予定しております。
 ・選考結果によっては一般発表に回っていただく場合がありますので予めご了承ください。
 ・採否通知は7月上旬頃に申込みいただいたアドレスに返信する予定です(ですので、受信できるアドレスからご送信ください)。
 ・採択後は発表原稿テンプレートを用いて2ページまたは4ページの原稿を作成し、締切日までにご提出ください。
 ・課題研究の原稿は和文のみとします。※一般研究は英文も可能です。
 
◆課題研究採択後の原稿提出締切 :2017年8月31日(木)
 発表原稿の作成・提出方法についてはこちらをご覧ください

課題研究テーマ一覧

課題研究1「アクティブ・ラーニングの実践と評価」
コーディネータ:泰山 裕(鳴門教育大学)、岩﨑千晶(関西大学)
 「アクティブ・ラーニング」という言葉が注目されてから、様々な実践が積み重ねられてきました。初等中等教育においては、次期学習指導要領において「主体的・対話的で深い学び」という学びの姿が記述され、高等教育においては平成24年度の答申において学生にとって受動的な教育の場からアクティブ・ラーニングへの転換が必要だと提示されるなど、アクティブ・ラーニングを目指した実践の重要性はますます高まっています。そこで、本課題研究では、アクティブ・ラーニングのための授業設計や実践、評価方法などに関わる発表を募集します。小学校、中学校、高等学校、大学などの実践研究者が交流し、それぞれの校種におけるアクティブ・ラーニングの特徴を整理しながら幅広い視点からアクティブ・ラーニングについての議論を深めたいと考えています。

課題研究2「グローバル時代におけるメディア活用」
コーディネータ:佐藤慎一(日本福祉大学)、山本良太(東京大学)
 メディアは文字通り、何かと何かを取り結ぶ際に中間で作用するものです。近年のグローバル化に伴い、国境や文化、集団を越えた様々な実践が展開されていますが、本課題研究では、そうした様々な実践においてメディアをどのように活用することができるかを議論します。事例として、海外との協働プロジェクトや交流学習、異文化間教育、持続可能な開発のための教育(ESD)、日本人学校・補習授業校での教育実践、国際教育開発の実践などを幅広く募集し、グローバル時代におけるメディアの在り方について検討します。

課題研究3「授業・学習を再定義する教育メディア」
コーディネータ:稲垣忠(東北学院大学)、林向達(徳島文理大学)
 クラウドサービスや学習者用端末の普及は、授業や学習をどう変えていくのでしょうか。授業時間にしばられることなく、いつでもどこでも主体的に学ぶ、ソーシャルメディアでさまざまな他者と協働するなど、多様な可能性が拓かれつつあります。本課題研究では、反転授業、ブレンデッドラーニング、学校と家庭の学習連携、授業外学修、オープン教材の活用等、学校種を問わず、教育メディアによって実現される学習環境と、そこで展開される学びについて新たな視座、実践、実証成果等を交流し、今後の教育メディア研究に資する討議を展開します。

課題研究4「メディア・リテラシー教育の新しい展開」
コーディネータ:佐藤和紀(常葉大学)、後藤康志(新潟大学)
 ICT環境の急速な進歩により、児童生徒のメディア利用には大きな変化があります。学校におけるタブレット端末導入など学習環境の変化に伴って、メディア・リテラシーとその教育に関する研究の重要性も増しています。一方、次期学習指導要領では、「何を学ぶか」だけではなく「どのように学ぶか」や「何ができるようになるか」も重視されているものの、こうした新しい展開に対応する研究や実践が十分に蓄積されているとはいえません。このような状況をふまえ、本セッションでは、タブレット端末を活用した実践やソーシャルメディアの時代に対応した学習などに関する理論的、実践的な研究を幅広く募集します。