2022年度 第2回研究会のご報告
テーマ「メディア・リテラシー育成を目的としたメディア制作実践のデザインと学習者の評価/一般」

2022年度第2回研究会が,2023年3月18日(土)に,広島経済大学で開催されました。今回の研究会は,国の新型コロナウイルス感染症対策が緩和されたことに鑑み,対面で実施するとともに,まだ対面は避けたいという考えがあることを考慮し,オンラインでの発表,参加も可能とする,本研究会初のハイブリッド開催となりました。

研究会のテーマは「メディア・リテラシー育成を目的としたメディア制作実践のデザインと学習者の評価/一般」として発表の募集を行い,28件の発表,全国各地から70名を超える参加がありました(現地参加は35名)。

研究会(10:00~15:45)では,子どもたち一人ひとりに個別最適化され,創造性を育む教育,ICT環境の実現に向けた動きが進んでいる状況に関連し,情報技術や情報社会に主体的に関わる児童の育成,ドリルアプリの学習記録を学びの自己調整に生かす実践,授業支援ソフトを活用した協働学習における留意点,児童のクラウドに関する理解をいかにして評価するかといった研究発表が行われました。

また,研究会のテーマに関連した内容としては,取材と記事執筆によるメディア制作活動がメディア特性の理解を促す効果,デジタルストーリーテリング制作とSNSによる自尊感情への効果,動画の特性に着目した動画制作能力の育成といった研究の発表が行われました。

座長を務めてくださった皆さま、ご参加の皆さまのご協力により,大きなトラブルもなく活発な議論が行われ、会場では,対面での開催を喜ぶ参加者の姿も見られました。研究会にご参加くださった皆さまに,あらためて御礼を申し上げます。

文責:後藤心平(広島経済大学)