論文誌

『教育メディア研究』は、年2回論文誌を刊行しています。〆切は特にありません。随時受け付け、その都度、査読プロセスを始めています。多くの会員の方からの投稿を期待しています。
なお、「科学者の行動規範」と関わって学術研究の成果の公表について、本論文誌でもより慎重に対応をしていこうと考えております。「投稿にあたっては、研究における不正行為を疑われることがないよう、ご注意ください。例えば、すでに発表済みのものを発展させた内容を投稿する場合には、発展させたことがわかるように、本文や付記で違いを説明するとともに、もとになったものを参考文献に挙げることなどが考えられます。」
上記の点、確認いただき、研究成果の投稿のほど、お願いいたします。
<参考>日本学術会議「声明:科学者の行動規範」
https://www.scj.go.jp/ja/scj/kihan/

『教育メディア研究』特集号(Vol.30, No.2)「教育データを活用したメディア教育のこれから」の募集について(2023年 8 月 15 日を締め切りとして,2024 年 2 月末に発刊を予定しております)*なお(Vol.30, No.2)では,特集号のテーマ以外の一般論文も同時に募集しています.

日常生活の様々な面においてICT化が進み,誰もが容易にデータを収集することができる世の中になりつつあります。報道等においてもビックデータについての情報を耳にすることが増え,収集したデータをいかにして有効利用することができるのかを考えることが今後の社会活動を発展させる上で非常に重要なことであると感じます。

収集したデータを分析し,活用していくといった流れは,我々の研究領域である教育においても非常に重要な局面をむかえています。学校教育を例に挙げるとするならば,教員が児童・生徒の学習を評価する際や,学校の教育活動に対しての評価を得る際にデータを収集し,分析した後に,フィードバックするという取り組みが盛んに行われています。また,学校で行われている校内研究においても,研究授業の際に,学習者の様子を様々な角度から動画撮影し,撮影したデータを分析することを通して,学習者の学びを評価する取り組みが実施されています。さらに,学校でのデータ活用は教員に留まらず,学習者である児童・生徒がアンケートを作成してデータを収集し,集めたデータを分析して新たな価値を創造するまでに至っています。

このように教育においてデータを活用しながら,学習者が主体的にメディアを選択して学ぶ教育が繰り広げられるようなりました。そこで,このようなデータを活用した教育のあり方を検討するにあたり,「様々な教育の現場において,教育データをいかに活用しようとしているのか」,また「教育データを効果的に収集・分析するためにどのようなメディアを活用することが効果的であるのか」,さらに「学習者が教育データを活用し,新たな価値を創造する上で,どのようなメディアに対する教育が必要なのか」について研究を深める必要があると考えます。

これらの背景を鑑み,本特集号では教育データを活用した初等中等教育・高等教育・社会教育の様々な分野で行われているメディア教育についての研究を募集します。

  • 学習者の学びを深めるとともに,躓きに対する支援を行うための教育データの活用とメディア教育についての研究
  • 授業改善や指導者の指導技術の向上のための教育データの活用とメディア教育についての研究
  • 教育に関する組織において教育データを活用した実践等についての研究
  • 学習者が教育メディアを活用し,データを収集したり分析したりしたことについての研究

上記の例示にとらわれない新分野の研究や理論研究,実践研究,調査研究など様々なアプローチから,今後に活かせる成果を期待します。

また,同時に一般論文も広く募集いたします。一般論文は随時受け付けています。多く会員からの投稿をお持ちしております。

『教育メディア研究』(Vol.30, No.1)は,2023年 2 月 15 日を締め切りとして,2023 年 8 月末に発刊を予定しております。(終了しました)

『教育メディア研究』特集号「DXに向けた教育メディアの利活用」(Vol.29, No.2)募集のお知らせ

締切 2022年8 月15日(月)(終了しました)

 昨今,初等中等教育や高等教育における教育方法は大きな変革を迎えようとしています。小中学校においては,GIGAスクール構想により,これまで導入されてきた電子黒板や実物投影機などに加え,子どもたちが一人一台のタブレットPCを活用して学ぶ時代になりました。大学などの高等教育においては,オンライン授業を用いた学びが広がりました。タブレットPCなどのデバイスを学習者が活用することにより,これまでの授業では存在しなかった新しい形の子どもたち一人一人の実態に即した学びや,子どもたちが対話し,課題を追究する学びが生じています。このような新たな形の学びは,タブレットPCなどの教育メディアを一人一人が持ち,それらを効果的に活用することによって起こる変革(DX)の到来になると思われます。このような変化は教育現場に留まらず,社会活動のDXへと波及することでしょう。
これらのことから,DXによりこれまで以上に学習者一人一人が主となる学びがさらに加速されていくと予測されます。そこで,本特集号ではこれらの背景を鑑み,DXに関して初等中等教育・高等教育・社会教育の様々な分野で行われている教育活動の設計・実践・評価についての研究を募集します。

1.授業におけるICT活用,オンライン教育,クラウド活用,アクティブ・ラーニングなどにおいての教育メディアを利活用した研究
2.デジタル教科書・デジタル教材などの教育メディアを利活用した研究
3.プログラミング・データサイエンスなどの情報活用能力やメディア・リテラシーに関する指導において教育メディアを利活用した研究
4.教員養成・教員研修及び社会での人材育成において教育メディアを利活用した研究

上記の例示にとらわれない新分野の研究や理論研究,実践研究,調査研究など様々なアプローチから,今後に活かせる成果を期待します。
また,同時に一般論文も広く募集いたします。一般論文は随時受け付けています。多く会員からの投稿をお持ちしております。

『教育メディア研究』特集号「これからの学校教育における ICT の活用と ICT を活用した評価」(Vol.28, No.2)募集のお知らせ

締切 2021年10月29日(金)(終了しました)

 2020年度は,新型コロナウィルスの影響で,どの校種においても遠隔学習が試みられました。その中で,さまざまなツールやツールの組み合わせが試され,またツールの活用方法が工夫されました。一方で,そのようの手段がほとんどとれない中,紙ベースの自宅学習を余儀なくされる学習者もたくさんいました。さらに,6月末からほぼ通常の通学が再開されましたが,ツールを使い続けることを想定している学校と,従来の形式に戻ろうとする学校があるようです。本特集号では,この事態を背景に,遠隔学習ツールやその活用方法,学校現場の状況などについてのアカデミックな知見を集積しておくことが重要だと考えます。理論研究,実践研究,調査研究などさまざまなアプローチから,今後に生かせる幅広い成果を期待しています。

また、同時に一般論文も広く募集いたします。一般論文は随時受け付けています。多くの会員からの投稿を期待しています。一般論文は,随時受け付けています。

[注]ウェブサイトにおいて,一時,特集号のタイトルと締め切りが昨年度のもののままになっていました。正しくは上記のとおりですので,ご確認よろしくお願いします。

『教育メディア研究』の論文投稿の留意点

論文の種類(研究論文・研究ノート・実践研究)、書くときのポイント、審査の基準などについての解説です。執筆・投稿の参考にしてください。
JAEMSWS_160330修正版190422