『教育メディア研究』は、年2回論文誌を刊行しています。〆切は特にありません。随時受け付け、その都度、査読プロセスを始めています。多くの会員の方からの投稿を期待しています。
なお、「科学者の行動規範」と関わって学術研究の成果の公表について、本論文誌でもより慎重に対応をしていこうと考えております。「投稿にあたっては、研究における不正行為を疑われることがないよう、ご注意ください。例えば、すでに発表済みのものを発展させた内容を投稿する場合には、発展させたことがわかるように、本文や付記で違いを説明するとともに、もとになったものを参考文献に挙げることなどが考えられます。」
上記の点、確認いただき、研究成果の投稿のほど、お願いいたします。
<参考>日本学術会議「声明:科学者の行動規範」
https://www.scj.go.jp/ja/scj/kihan/

『教育メディア研究』特集号(Vol.32, No.2)「今後の情報活用能力の育成の意味を問う」の募集について

(2025年 8 月20日を締め切りとして,2026 年 2 月末に発刊を予定しております)
*なお(Vol.32, No.2)では,特集号のテーマ以外の一般論文も同時に募集しています.

今日,学校現場では,児童生徒が1人1台端末を活用しながら学びを進めることが日常化しています。その中で,学習者が主体的に情報を収集し,それらの情報を整理・分析,まとめ・表現して発信していく際の重要な力となる情報活用能力の育成が重要視されています。学習者が1人1台端末を活用して学習を進める環境が整った今,情報活用能力の意味も捉え直す必要があるように感じます。

情報活用能力は,文部科学省の調査研究を通して,資質・能力の三本柱に整理されました。この整理から,情報活用能力は1人1台端末等等のICT機器を活用する力だけでなく,情報そのものを学習者が効果的に活用し,自ら学びを進めていく力であることが明らかになりました。今日,情報通信技術の劇的な進化により,児童生徒が持つ1人1台端末も高度な処理を実行することが可能になっています。このような時代において,1人1台端末を用いて得ることができる情報は,多様かつ複雑化し,より高度な情報活用能力が学習者に求められるようになってきていると感じます。

また,高等教育においても,学習者が1人1台端末を活用しながら学習を進めていく学習形態が一般化されつつあります。そのような授業形態が進むにつれ,学習者は1人1台端末を効果的に活用しながら,そこから得られる多種多様な情報と向き合い,新たな価値を創造していくことが求められるようになってきています。このような学習者の姿を実現するうえで情報活用能力の育成の意味を今一度問い直す必要があるのではないでしょうか。

そこで,本学会では,教育メディアの一つである1人1台端末を活用する力である情報活用能力,また,1人1台端末から得られる多様かつ複雑化した情報を使いこなす情報活用能力の育成の意味を問い直す必要があると考えました。
本特集号では,今後の情報活用能力の育成の意味を問う研究を,初等中等教育・高等教育・社会教育といった様々な分野から募集します。

  • 初等・中等教育における情報活用能力の育成についての研究
  • 高等教育における情報活用能力についての研究
  • 授業におけるICT活用の効果に関する研究

上記の例示にとらわれない新分野の研究や理論研究,実践研究,調査研究など様々なアプローチから,今後に活かせる成果を期待します。

本特集号は,2025 年 8 月 20 日を締め切りとして,2026 年 2 月末に発刊を予定しております。また,同時に一般論文も広く募集いたします。一般論文は随時受け付けています。「投稿規程」を熟読の上,「テンプレート・投稿方法」のページから投稿を行なってください。多くの会員からの投稿をお待ちしております。

「投稿規程」を熟読の上,「テンプレート・投稿方法」のページから投稿を行なってください。多くの会員からの投稿をお待ちしております。

『教育メディア研究』の論文投稿の留意点

論文の種類(研究論文・研究ノート・実践研究)、書くときのポイント、審査の基準などについての解説です。執筆・投稿の参考にしてください。

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