『教育メディア研究』は、年2回論文誌を刊行しています。〆切は特にありません。随時受け付け、その都度、査読プロセスを始めています。多くの会員の方からの投稿を期待しています。
なお、「科学者の行動規範」と関わって学術研究の成果の公表について、本論文誌でもより慎重に対応をしていこうと考えております。「投稿にあたっては、研究における不正行為を疑われることがないよう、ご注意ください。例えば、すでに発表済みのものを発展させた内容を投稿する場合には、発展させたことがわかるように、本文や付記で違いを説明するとともに、もとになったものを参考文献に挙げることなどが考えられます。」
上記の点、確認いただき、研究成果の投稿のほど、お願いいたします。
<参考>日本学術会議「声明:科学者の行動規範」
https://www.scj.go.jp/ja/scj/kihan/

『教育メディア研究』特集号(Vol.31, No.2)「教育メディアの活用と協働学習」の募集について(2024年 8 月 15 日を締め切りとして,2025 年 2 月末に発刊を予定しております)*なお(Vol.31, No.2)では,特集号のテーマ以外の一般論文も同時に募集しています.

今日,学校現場では,「主体的・対話的で深い学び」の実現に向け,様々な授業で協働学習が実施されています。また,協働学習は,小中学校での授業実践に留まらず,大学等の高等教育や,学校や企業での研修においても盛んに行われつつあります。

協働学習とは,ただ単に複数の学習者が共に学ぶということではなく,同じ目標の達成に向け,力を合わせて学ぶことであるとされています。したがって,そこには,従来のグループ学習のように,学習者同士が言葉を交わしながら目標を達成するために取り組む場面もあれば,役割分担をして,それぞれが自由進度で学習を進め,目標を達成するために互いの学習を調整し合う場面も存在するのです。

このように,目標達成に向け,様々な形態で力を合わせながら学習を進めていく上で,教育メディアが,学習者の学びを支えてくれます。現在,学校現場では学習者一人一人に教育メディアの一つであるタブレットPCが配付され,それらを活用しながら学習を主体的に進めていく姿を求めた授業実践が増えています。例えば,教科書や書籍等のアナログの教育メディアから収集した情報を協働で整理・分析したり,収集した情報をオンライン上で共有しながら,協働して考えを創り出したりする実践が行われています。また,社会活動においても様々なメディアを活用し,それらを用いて他者とつながりながら仕事をしたり,日常生活を送ったりする社会が訪れています。

このような背景から,教育メディアを活用して協働学習をすることに大きな意味があるように考えます。そこで,本特集号では,教育メディアの活用した協働学習についての研究を,初等中等教育・高等教育・社会教育といった様々な分野から募集します。

・協働学習を促進・支援するための教育メディアの活用についての研究

・教育メディアを活用して実施した協働学習の授業及び研修等の設計についての研究

・教育メディアを活用した協働学習を実施する際の教育環境についての研究

・学習者が主体となって協働学習を進める際の教育メディアの活用についての研究

上記の例示にとらわれない新分野の研究や理論研究,実践研究,調査研究など様々なアプローチから,今後に活かせる成果を期待します。

また,同時に一般論文も広く募集いたします。一般論文は随時受け付けています。多くの会員からの投稿をお待ちしております。

『教育メディア研究』の論文投稿の留意点

論文の種類(研究論文・研究ノート・実践研究)、書くときのポイント、審査の基準などについての解説です。執筆・投稿の参考にしてください。

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